「優波ー」


体育の授業を終えた私と和奈の前に先輩が現れた。


「あ、零先輩!こんにちわ!!」


和奈は先輩の元に駆け寄って行き、挨拶をしている。


あの日以来、和奈はすっかり元通り。


まるであんなに落ち込んでたのが嘘のように思える。


「先輩こんにちわ」


私もつられて挨拶したけど…