「あ…えっと、せ…先輩の名前、なんでしたっけ!?」


ここはとにかく言わなくて済むような作戦を考えないと…


「零」


時間稼ぎのつもりが、まったく時間を稼げず…。


「あれ!?…そうでしたっけ??」


「うん」


「な、なんか暑くないですか?私飲み物」


「暑くないよ」


「せ、先輩!…み、湖綺麗ですね!?」


「そうだね」