「…え」


足を止めたそこは、湖の見える小さな公園だった。


「俺さ、ずっと思ってたんだよね」


ベンチに軽く腰かけた先輩はそう言った。


「…なにを、ですか……??」


「優波さ、なんで敬語なの?」


「え、っと…一応、先輩だし…??」


今まで自分が敬語で話してたなんて知らなかった。


無意識のうちに敬語使ってたんだ…