あまりの嬉しさに、頬が緩む。


そんな私を見て、先輩もほほ笑んだ。


「いつもと雰囲気違うね…」


「えっ…変かな??」


いつもはおろしている髪を、サイドで束ねた。


和奈に言われるがまま、パステルカラーのワンピを着た。


ちょっと高い気もするパンプスを履いて、


慣れないメイクをした。


「いや…可愛い……」


微妙にうつむいた先輩の顔は、ほんのり赤く染まっていた。