「落ちついた?」 「うん…」 私がそう答えると、零は安心したようにふわっと笑う。 「今日は俺がご飯つくるから、優波は座ってて?…な?」 今日は零の誕生日だから、私が作るよ! そう言いたかったけど、零の顔を見たら何だか言えなかった。 「わ、分かった…」 私はそう言うと、おとなしく椅子に座った。