「優波、ごめんな?」


「なんで謝…「何も言わないで、聞いて?」


真剣な先輩の顔を見た私は、ただコクっと頷いた。


「俺が優波を不安にさせて、苦しめて…、ごめん。

もっと俺がちゃんとしてたら、あの時別れないで良かったのかもしれなかったのに。

傷つけて……ごめん。

優波と別れてから、悲しいってよりも…すごく悔しかった。

俺の隣に優波がいない。

優波が笑いかけてるのが俺じゃない。

…とか、優波の事でしか悩めなかった。

だから、俺……」