「相変わらず素直じゃないのな?」


「どうせ素直じゃないし…」


どうして。


なんで素直になれないの…?


これじゃ…


あの時と変わってない――。


「でも…、」


地面を見ていたはずなのに、景色が急に変わった。


「えっ…」


先輩と視線が絡まる。


恥ずかしさに耐えられなくなって下を見ようとすると、それは先輩の手によって阻止される。


「でも…、俺はそんな優波が好きだよ」


「………うん…」


「俺、ずっと優波の事…忘れられなかった」


「……う、ん…」