♪〜♪〜


和奈が泣き止んでしばらくしてからケータイが鳴った。


ディスプレイには見たことのないメアド。


「なんだろ…」


とりあえずメールを開くと…


「零先輩じゃん!」


こっそり覗いてた和奈が大声をあげた。


「声大きい!」


「ごめんごめん」


あたしはケータイを忙しくいじる。


電話帳に“零”の文字。