ぞろぞろと歩き、駐車場に向かう。


みんな、それぞれ楽しそうに話しをしている。


「にしても先輩、サッカー観戦てどこのですか??」


――――――サッカー…観戦…?


「あぁ、ある大学のサッカー部の試合だよ」


――――――サッカー部…?


「いや…、まさかね」


そんな都合のいい話なんてあるわけない。


ただそうやって、自分自身を納得させた。