「でも、ほら!!その人、零先輩とは別人かも…だし!?」


「大丈夫だって!!心配しなくても」


「……ね??」


和奈は必死に私を勇気づけようとしている。


「ありがと…和奈」


「なにかあった時は、必ず協力する!!」


私は前に進むことを決めた。


止まるのではなく、振りかえるのでもなく。


ただひたすら前に進もうと。


和奈という、大好きな親友の、大きな力を借りて。