「てかお前、俺の後輩だろ?口の利き方間違ってるだろ」


「…すいませんでした」


ここは素直に謝っておこう。


外はだんだん薄暗くなってきたし、早く帰りたい。


「お前、名前なんなんだよ、まじで」


「…神崎 優波です」


「ふーん…。優波、ね」


「……ら…です」


「あ?」


「だから嫌だったんです!!」


突然叫び出した私を動じることなく見つめる男。