マネージャーさんは立ち上がって、きっぱりと言った。
「お前がいつも仕事に集中していないのは、鈴村さんのせいだろう。」
春は私と抱きしめる強さを強くして、私に微笑んでから、
「俺は、美和がいないと生きてるかんじかしない。・・・・・美和がいないんだったらこの仕事続ける意味もない。美和と別れろといわれるくらいだったら、こんな仕事やめてやる!!」
そう言いきった。
「はっ、春?どうしてそこまで私のことを思ってくれてるの?私は春にこの仕事を続けてほしいんだよ。みんなに元気を与えられる俳優になってほしいのっ!!『美和?』だ、だから、もう私のことはあきらめて・・・。」
「美和おい、何言ってるんだよ。」

