気を取り直して。
「久留崎 金葉は2年でぇ、フードを取って人前に顔を出したくないって理由で修学旅行も欠席していたみたいだねぇ…俺の掴んだ情報によるとぉ、どうも人間じゃないんじゃないかって話だよぉ」
「するってぇと人外かい?」
宜虎が言う。
「考えられるねぇ、なかなか鋭いヤンブラコン兄」
「その呼び方やめちゃあくれねぇか」
宜虎の要求は無視して。
「もう一人の月人はぁ、チャラ男、不真面目、女と噂話好き、黒髪黒目、髪は肩につくくらいで激しく天パ…彼も2年でぇ、生徒会長にも手を出したって過去があるらしいよぉ」
ヴリトラが手帳を読み上げる。
「生徒会長に手を出したの?うわ、勇気あるなぁ」
率直な意見を述べる美葉。
大抵の男子生徒は、その後の虫を見るような冷ややかな視線とジェノサイドが恐ろしくて声すらかけられないというのに。
「久留崎 金葉は2年でぇ、フードを取って人前に顔を出したくないって理由で修学旅行も欠席していたみたいだねぇ…俺の掴んだ情報によるとぉ、どうも人間じゃないんじゃないかって話だよぉ」
「するってぇと人外かい?」
宜虎が言う。
「考えられるねぇ、なかなか鋭いヤンブラコン兄」
「その呼び方やめちゃあくれねぇか」
宜虎の要求は無視して。
「もう一人の月人はぁ、チャラ男、不真面目、女と噂話好き、黒髪黒目、髪は肩につくくらいで激しく天パ…彼も2年でぇ、生徒会長にも手を出したって過去があるらしいよぉ」
ヴリトラが手帳を読み上げる。
「生徒会長に手を出したの?うわ、勇気あるなぁ」
率直な意見を述べる美葉。
大抵の男子生徒は、その後の虫を見るような冷ややかな視線とジェノサイドが恐ろしくて声すらかけられないというのに。


