食事が終わり、龍太郎、宜虎、遥、美葉、筱萠の五人は同じテーブルで顔を突き合わせる。

思えば妙な取り合わせだ。

「で」

美葉がコホンと咳払いする。

「ここに『生徒会長の恋人捜査隊』が結成された訳だけれど」

(そうなのぉおぉぉおぉおぉっ?)

寝耳に水の結成宣言に内面ツッコミする遥。

「おいおい、恥ずかしいな。そんなもんに巻き込むな」

異議を唱える龍太郎に。

「オウジ殿」

筱萠の指示で跳躍したオウジ殿が顔面への体当たり!

龍太郎はまたもひっくり返る。

この手の婦女子に不平不満は口にしない事。

ヤンブラコンとの生活で心得ている宜虎は黙して語らずだ。