突き出された鋼の拳。

その拳を、龍太郎は紙一重で回避した!

(かわされた!)

内心舌打ちする疾風。

しかし、回避した所でパワードスーツのエネルギーはまだ十分に余力を残している。

次の一撃にかければいい事。

龍太郎も永遠に回避し続けは出来まい。

そう考えた疾風の思考を断ち切ったのは。

「うぐぅっ!」

何と龍太郎のカウンターの頭突き!