だが。
「装甲一枚壊すのに、代償が拳片方ってのは高くついたな」
疾風は立ち上がる。
装甲が破壊されただけだ。
ノーダメージではないが、まだ戦える。
胸の痛みも、耐えられないほどではない。
が、龍太郎はそうはいかない。
片方の拳が壊れてしまっては、彼の戦闘力は半減してしまった事になる。
それでも。
「左が駄目でも右がある…拳が駄目でも蹴りがある…」
決して勝負を捨てた様子はない。
ギラギラとした瞳で疾風を見据えつつ、構えを取る。
「装甲一枚壊すのに、代償が拳片方ってのは高くついたな」
疾風は立ち上がる。
装甲が破壊されただけだ。
ノーダメージではないが、まだ戦える。
胸の痛みも、耐えられないほどではない。
が、龍太郎はそうはいかない。
片方の拳が壊れてしまっては、彼の戦闘力は半減してしまった事になる。
それでも。
「左が駄目でも右がある…拳が駄目でも蹴りがある…」
決して勝負を捨てた様子はない。
ギラギラとした瞳で疾風を見据えつつ、構えを取る。


