天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ

その龍太郎の拳を。

「なっ!」

疾風は何と飛んで回避した。

パワードスーツの背中に装備されたロケットエンジン。

そのロケットエンジンが火を噴いて、パワードスーツごと疾風の体を宙に浮かせる。

「言っただろ?空間移動を強化したって」

そのまま疾風は急降下しつつ。

「サンダーハリケーンッッッ、パァアァアァアァンチッ!」

加速と渾身の力を込めた鋼鉄の拳を、龍太郎の腹に叩き込む!