「あら」

灰色の目を見開く月。

「私と噂になるのは、そんなに不満ですか?」

え!マジ?アルフレドおまっ、堅物の癖にやる時ゃやるなぁヲイ!

そんな視線で、役員達がアルフレドに一斉注目。

「ちょ!違いますよ!ナンテコトイウンデスカカイチョッ!」

動揺のあまりカタコトになるアルフレド。

そんな彼をコロコロ笑う月。

「ええ、冗談です、私だって貴方など御免蒙ります」

うわ、生徒会長ひでぇ。

ガックリ項垂れるアルフレドをよそに。

「しかし確かに…この騒ぎでは学業どころではありませんからね」

月は既に手を打っていた。