「『仕方ない』から『我慢しとくか』?」
月人の顔を鷲掴みにしたまま、龍太郎は片手で彼の体を持ち上げる。
完全に床から離れる月人の両足。
「『退屈しのぎに遊んであげるくらいなら』?」
「いででででっ!何怒ってんだよスペシャルバカっ?」
ジタバタと暴れる月人に。
「そりゃあ小夜の事を言ってんのか?ナンパ野郎…!」
憤怒の形相で龍太郎は睨みつけてくる。
あの城山 小夜という女子生徒が、龍太郎に気があるらしいという話は聞いた事があるが、『龍太郎が』『小夜に対して』気があるという話は聞き覚えがない。
ならば月人が小夜に手を出した所で何の問題もないと思っていたのだが…。
月人の顔を鷲掴みにしたまま、龍太郎は片手で彼の体を持ち上げる。
完全に床から離れる月人の両足。
「『退屈しのぎに遊んであげるくらいなら』?」
「いででででっ!何怒ってんだよスペシャルバカっ?」
ジタバタと暴れる月人に。
「そりゃあ小夜の事を言ってんのか?ナンパ野郎…!」
憤怒の形相で龍太郎は睨みつけてくる。
あの城山 小夜という女子生徒が、龍太郎に気があるらしいという話は聞いた事があるが、『龍太郎が』『小夜に対して』気があるという話は聞き覚えがない。
ならば月人が小夜に手を出した所で何の問題もないと思っていたのだが…。


