「あーあ、月姫ちゃんや体育教師の奥方は流石にまずかったかぁ…」
胡坐をかいたまま、頭をボリボリと掻く月人。
「じゃあ仕方ない、あの関節技得意な無口っ子で我慢しとくか」
「……!」
それまで場を何とかおさめようとしていた龍太郎の目つきが変わった事に、月人は気づかない。
「本当はあんなお子様女、あんまり興味ないんだけど、まぁ顔は悪くないし、古武術だか何だかやってるから一応俺の趣味に合うし、ま、退屈しのぎに遊んであげるくらいなら、あの子でもいいかなぁ…」
と、そこまで言った所で。
「!?」
ガシッ!と。
龍太郎が月人の端正な顔を鷲掴みにした。
胡坐をかいたまま、頭をボリボリと掻く月人。
「じゃあ仕方ない、あの関節技得意な無口っ子で我慢しとくか」
「……!」
それまで場を何とかおさめようとしていた龍太郎の目つきが変わった事に、月人は気づかない。
「本当はあんなお子様女、あんまり興味ないんだけど、まぁ顔は悪くないし、古武術だか何だかやってるから一応俺の趣味に合うし、ま、退屈しのぎに遊んであげるくらいなら、あの子でもいいかなぁ…」
と、そこまで言った所で。
「!?」
ガシッ!と。
龍太郎が月人の端正な顔を鷲掴みにした。


