「何だか今朝はうるせぇなぁ…何事かあったのかい?」
肩に木刀を担いで着流しの男が下駄を鳴らす。
1年の藤原 宜虎(ふじわら たかとら)。
少し遅れ気味の登校なのは、きっと例によってヤンブラコンが別の教室に向かうのを渋って宜虎にじゃれ付いていた為だろう。
「おぅ龍太郎、おめぇさん何か知ってるかい?」
龍太郎に声をかける宜虎。
文化祭のメイド喫茶の件以来、彼は龍太郎と面識がある。
詳しくは番外編参照の事。
「ああ、宜虎みたいな奴にゃ興味のねぇ話さ」
龍太郎は今朝持ち切りになっている話を聞かせる。
「恋人疑惑ねぇ…」
とんと興味はねぇな、とばかりに顎を撫でる宜虎。
「生徒会長もあれでなかなか器量良しだからなぁ…別に男の一人や二人、いてもおかしくねぇだろうに」
ヤンブラコンに今の発言聞かれなかったかっ?
無駄な騒動を恐れ、思わずキョロキョロする龍太郎だった。
肩に木刀を担いで着流しの男が下駄を鳴らす。
1年の藤原 宜虎(ふじわら たかとら)。
少し遅れ気味の登校なのは、きっと例によってヤンブラコンが別の教室に向かうのを渋って宜虎にじゃれ付いていた為だろう。
「おぅ龍太郎、おめぇさん何か知ってるかい?」
龍太郎に声をかける宜虎。
文化祭のメイド喫茶の件以来、彼は龍太郎と面識がある。
詳しくは番外編参照の事。
「ああ、宜虎みたいな奴にゃ興味のねぇ話さ」
龍太郎は今朝持ち切りになっている話を聞かせる。
「恋人疑惑ねぇ…」
とんと興味はねぇな、とばかりに顎を撫でる宜虎。
「生徒会長もあれでなかなか器量良しだからなぁ…別に男の一人や二人、いてもおかしくねぇだろうに」
ヤンブラコンに今の発言聞かれなかったかっ?
無駄な騒動を恐れ、思わずキョロキョロする龍太郎だった。


