「本当にあたし嫌なの」

「だけどもう連絡しちゃったもの」


しらっと言う菜乃ちゃん。

現にあたしたちはもう、待ち合わせのカフェまで来ていた。


「いいじゃない。
適当に相槌打ってくれてたら、向こうもそれで満足するって」

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「…分かった」


しぶしぶカフェに入る。


「待ってたよ!」

「ごめぇん」


菜乃ちゃんはメンバーの人たちに駆け寄り、あたしを紹介した。


「北条美雨ちゃんでぇす!」

「イェーイ!」


こういう雰囲気苦手。


「え?」


誰かが発した声に、場全体が静かになった。


「どうしたの、もしかして知り合い?

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涼介」