次の日。
「ね~美雨! 新しく彼氏できたんだぁ」
嬉しそうに走ってくる子はあたしの親友、杉原美由紀。
割とすぐに彼氏が入れ替わる。
でも付き合ってる時美由紀は本気だから、
美由紀が遊び人というわけではない。
よく美由紀のことを知らない人に
『杉原さんって遊んでるイメージがあるからちょっと…』
と言われるが、絶対にそんなことはない。
「またぁ? 相変わらず早いね」
「それでね、美雨に紹介したいの!」
「いいけど…」
「じゃ、呼んでくるね!」
い、今?
無茶なところは小学校のときと変わらないなぁ。
そんな美由紀に、あたしは自然と笑顔になった。
.
それにしても、誰だろ…。
美由紀の新しい彼氏さん。
.
.
壁にもたれながら美由紀を待っていると、日南君が視界に入った。
「日南君! おはよう!」
あたしの声に気付き、こっちを振り返る。
「あ、おはよう。誰か待ってるの?」
「美由紀だよ。新しい彼氏連れてきてくれるんだって」
.
「一樹だよ」
.
.
.
一樹…?
「一樹だよ、杉原の彼氏」
井上君が?
意外だな…。同じクラスじゃないのに、どこで知り合ったんだろ?
.
.
「美雨! 連れてきたよ!」
あ、美由紀だ…。
「私の彼氏、」
「北条さんじゃん!」
「知ってるの? ならいいや。ってことでこれからよろしくね!」
「うん」
そう言って美由紀と井上君は去っていった。
「ね~美雨! 新しく彼氏できたんだぁ」
嬉しそうに走ってくる子はあたしの親友、杉原美由紀。
割とすぐに彼氏が入れ替わる。
でも付き合ってる時美由紀は本気だから、
美由紀が遊び人というわけではない。
よく美由紀のことを知らない人に
『杉原さんって遊んでるイメージがあるからちょっと…』
と言われるが、絶対にそんなことはない。
「またぁ? 相変わらず早いね」
「それでね、美雨に紹介したいの!」
「いいけど…」
「じゃ、呼んでくるね!」
い、今?
無茶なところは小学校のときと変わらないなぁ。
そんな美由紀に、あたしは自然と笑顔になった。
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それにしても、誰だろ…。
美由紀の新しい彼氏さん。
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壁にもたれながら美由紀を待っていると、日南君が視界に入った。
「日南君! おはよう!」
あたしの声に気付き、こっちを振り返る。
「あ、おはよう。誰か待ってるの?」
「美由紀だよ。新しい彼氏連れてきてくれるんだって」
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「一樹だよ」
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一樹…?
「一樹だよ、杉原の彼氏」
井上君が?
意外だな…。同じクラスじゃないのに、どこで知り合ったんだろ?
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「美雨! 連れてきたよ!」
あ、美由紀だ…。
「私の彼氏、」
「北条さんじゃん!」
「知ってるの? ならいいや。ってことでこれからよろしくね!」
「うん」
そう言って美由紀と井上君は去っていった。
