「…西野君」
声のしたほうに顔を向けると、息を切らした西野君が立っていた。
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「先輩のことずっと好きでしたっ!」
あまりにも大きな声と、言った内容に、
あたしの周りの人たちがざわめいた。
あたしもいきなりの展開にぎょっとした。
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「でも…今、それは過去のことになりましたっ!
…オレは、北条先輩のこと、好きになれてよかったです…!
卒業、おめでとうございます!」
泣いてるよ…西野君…。
涙で顔をぐちゃぐちゃにした西野君は、今までで一番かっこよかった。
「ありがとう。あたしも、西野君に好きになってもらってよかった」
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微笑んで終わろう。
この高校生活最後の思い出を、笑顔で終えよう。
最後にあたしたちみんなで撮った写真は、
みんな涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら必死に笑っているという、
なんともシュールで、楽しい写真になったのだった。
声のしたほうに顔を向けると、息を切らした西野君が立っていた。
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「先輩のことずっと好きでしたっ!」
あまりにも大きな声と、言った内容に、
あたしの周りの人たちがざわめいた。
あたしもいきなりの展開にぎょっとした。
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「でも…今、それは過去のことになりましたっ!
…オレは、北条先輩のこと、好きになれてよかったです…!
卒業、おめでとうございます!」
泣いてるよ…西野君…。
涙で顔をぐちゃぐちゃにした西野君は、今までで一番かっこよかった。
「ありがとう。あたしも、西野君に好きになってもらってよかった」
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微笑んで終わろう。
この高校生活最後の思い出を、笑顔で終えよう。
最後にあたしたちみんなで撮った写真は、
みんな涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら必死に笑っているという、
なんともシュールで、楽しい写真になったのだった。
