「美雨、一緒の大学行けたら、一緒に住もうね!」

「うん! どんな部屋がいいかなぁ」

ふわふわのクッションとか、ソファも欲しいなぁ。


「私ソファ欲しい」

「え! 一緒! 同じこと考えてた!」

「そうなの? やっぱりソファはいいよねぇ」

「うんうん! 飛び乗るのが夢なの!」

「私も!」

「やっぱり美由紀とはすごく気が合うね!」

「一緒に住むのは正解だね」


あたしたちは
鬱陶しい雨を感じさせないくらい楽しく笑いあいながら帰った。


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美由紀と一緒に住むの…楽しみだなぁ。


まだ行けるとも分からない大学やスクールライフに思いをはせながら、
あたしたちは別れた。


「じゃあね、また明日!」

「明日ね!」