あたしは無事講座を終え、帰途についていた。
ふらふらと足があの場所へ向かう。
「焼きとうもろこし、いりませんか~?」
「ねぇお母さん、金魚すくいがしたい!」
「大当たり~!」
色々な楽しそうな声があたしの周りを飛び交う。
なんで来たんだろ…馬鹿みたい。
余計虚しくなるだけじゃん…。
.
.
.
.
.
メールが送られてきたからって。
目が合ったからって。
.
.
.
.
.
向こうは何も思ってないんだよ…?
ただのあたしの思い過ごし。
都合よく考えてるだけ。
.
.
.
ぎゅっと携帯を握り締める。
メールを何度消そうとしたか。
でも、
いつも『本当に削除しますか?』と問われて『NO』を選択してしまう。
あたしの弱さ。
叶わないと分かっているのに、未練がましい。
削除したらもう一生繋がりはなくなるだろうな、って思ってしまう。
.
.
.
.
落ち着かせるために息をはく。
だけど、耐え切れなくなって嗚咽が漏れる。
泣いてばっかり…。
ぽたりとあたしの頬に雫が落ちた。
ふらふらと足があの場所へ向かう。
「焼きとうもろこし、いりませんか~?」
「ねぇお母さん、金魚すくいがしたい!」
「大当たり~!」
色々な楽しそうな声があたしの周りを飛び交う。
なんで来たんだろ…馬鹿みたい。
余計虚しくなるだけじゃん…。
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メールが送られてきたからって。
目が合ったからって。
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向こうは何も思ってないんだよ…?
ただのあたしの思い過ごし。
都合よく考えてるだけ。
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ぎゅっと携帯を握り締める。
メールを何度消そうとしたか。
でも、
いつも『本当に削除しますか?』と問われて『NO』を選択してしまう。
あたしの弱さ。
叶わないと分かっているのに、未練がましい。
削除したらもう一生繋がりはなくなるだろうな、って思ってしまう。
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落ち着かせるために息をはく。
だけど、耐え切れなくなって嗚咽が漏れる。
泣いてばっかり…。
ぽたりとあたしの頬に雫が落ちた。
