「亜弥、頭ボサボサ。」 「えっ! 走って来たからかなぁ。」 「そんなに急いでたのか?」 「違うよ! 佑樹を…見つけたから。」 少しはにかんで照れたように話す亜弥。 亜弥と話している時、色々な表情が見れる。 色々な表情が見れて嬉しく思う反面、他の男に見られないように閉じ込めておきたくなる。 こんな俺の、醜い心を知らない亜弥は、笑顔でいつも俺のそばにいてくれる。