開国維新の洋魔戦記

闘技場に台車に乗せられた檻が運び込まれてきた。



檻の中には大きな虎が入っていた。



虎に対抗するにはスサノオの力を借りなければならなかった。



手代木はスサノオを勾玉から取り出そうとした。



勾玉からスサノオを取り出すには印を結ばなければならなかったが、手枷のせいで手首が十分に動かせず印が結べなかった。



例の警備隊長が観客席の一番下、闘技場の壁の上にニヤニヤしながら笑っていた。


憑いている堕天使を出していた。



『虎に憑くつもりだな』