隊長が笛を吹くと、警備兵が集まってきた。


窓らしきものの無く逃げ場が無かった。


手代木がスサノオを取り込んで、暴れようとした時、頭の中に声がした。


『そのまま、捕まりなさい』


『誰だ』


『いいから、捕まるのよ。

奴らの本拠地に連れていかれるから、暴れるのはそれからよ』


『分かった』


手代木は声の言うように素直に捕まった。