開国維新の洋魔戦記

握り飯は梅干し入りが多かった。


時々、細かく刻んだ漬け物が入ったものあった。


いつものように、握り飯にかぶりつくとガツンと歯に種が当った。


奈津美はいつもは梅干しの種を抜くいて、肉の部分だけ入れてくれるのにのに今日は忘れたらしい。


歯に当たった種を吐き出した時、あることにひらめいた。


スサノオを体内に取り込んでその力を使えないか?


手代木はスサノオを意識で三センチぐらいまで小さくして、飲み込んだ。


胃の辺りがキリキリ痛んだ。


我慢しながら、意識で自分の体と同じ大きさに膨らませ一体化した。