カラス君と黒猫さん







何とか納豆トルコアイス風味のアイスを食べ終え、ショッピングモールへ。




黒猫さんは変てこな文具を買ったり、変てこな食べ物を買ったりして満喫しているようだった。
・・・・・食べ物の方は全て俺に回ってきたけど。



「え?何コレ」

「ん、これね。中に抹茶といちごソースとチョコソースとバナナ入れたの。セルフクレープだよ、超楽しい」

「で、何、これ」

「まずかった。食べて」

「・・・・・・・・・やだよ、いかにも不味そうな雰囲気出してるじゃん」

「カラス君ならいけるって」



・・・・・・という風に、俺は黒猫さんの食べ掛け激マズクレープを食べたり食べなかったり。






そんなこんなであっという間に時刻は過ぎて行って。






「面白かったーっ」

「・・・・お腹一杯、」

「カラス君がほとんど食べてたね」

「食べさせたんでしょ・・・・」



黒猫さんは元気一杯に、俺は半死で歩く帰り道。