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「……ありがと」
「うん……」
何、この空気。
黙ってコーヒーを飲む音だけが規則的に響く。
ていうかいつ帰ればいいの?
服が乾くまで?
………少なくとも今日1日はここにいるってことか。
下着無しで……
ボッと赤くなる頬。
もうっ…どうしたらいいのよー!
「莉緒…ヤバい。俺もう無理っ」
「…え、」
バサッと音をたててあたしを押し倒した隼人を下から見つめる。
「何でそんなかわいいワケ?」
「あたしに聞かれても……っ。ていうかもっとがんばってよ…隼人のこと嫌いになっちゃう…」
「無理…一目惚れだもん」
理由になってない……
でも一目惚れ?
隼人が?

