雨の下で



「お前、名前は?」

「えーっと……」

女はそのまま俯いた。

どうしたんだ?

「………お兄さんが、名前付けて。」

「は?俺かよ?…じゃあ………」

どうする?

どうする俺?

人に名まえつけるのなんて初めてだぞ!?






「………シロ。」

「え?ちょ…ぷっ…あっはははははっ」

いや、だって、白いワンピース着てるし。

「なんだよ。なんか文句でもあんのかよ?」

「いやっ…!だってっ…!ネーミングセンスなさす…ぷっ、あっはははっはっはははっ」

おなかを抱えて笑い出したシロ。

「わかった。じゃあ変えるよ。じゃあ白南。白に南で白南だ。」

「…うんっ、いいよ!じゃあ…帰ろうか!!」

白南はニッコリ笑いかける。

これは偶然か?必然か?

まぁそんなことはいい。

とりあえず騒がしくなりそうだ…