*      *      *


その頃、美緒奈の自宅、自室。

魔法の鏡でこれまでのすべてを見ていた。

許せない。絶対幸せにさせない、なる権利なんてない。

りおんの涙。慎吾の優しい眼差し。

「・・・下衆」