海は人、人、人…
カップルや友達同士や家族…
ごった返してる状態。
女の子たちはみんな大人っぽくてスタイルも良く…水着がいやらしく見えるくらい……
すごいな…
女の子ばかりに目がいく…
周りはそんな女の子ばかりなのに響にはどう見えてるかな…
キョロキョロ…
あっ響だっ
あ……声かけられてる…
二人の女の子。
すごく可愛い…
遠くても分かるくらい…
やだ…腕なんか触らないでよ…
ズキン…
早く戻ってきてよ、響…
ジーンと目の辺りが熱くなってきて…
「ねぇ!彼女!どうしたの〜?」
はっ?
えっ??
「寂しいならあっちで一緒に遊ぼうよ〜!ほら!」
何何??
ちょっ!
「えっっ!あ、あのっ!私っー……」
手首を掴まれてもの凄い力で引っ張られた。
えっ、やだ…響…
連れてかれそうになってる私は、響を目で探したけど人が多過ぎて見つからないー……
…いやっ
男の力に敵うはずもなく…
…やだぁ……
「っひ、ひびきぃぃー…!!!」
