迷惑メールに潜むドラマ 三上VS薄幸の親娘編

19時


コピペの次、そしてこの時間と来れば……


早智子ぉー! の登場です


『あの…貴方に折り入って
 ご相談があるのですが…
 今お時間宜しいでしょうか?

 何度も申し上げてる通り、
 明神さんに騙されたとは
 言え私の責任で貯金を
 ほぼ全て失ってしまい
 ました…
 そらの意識が戻った
 ばかりですし、本来
 ならばそらの傍に
 ずっと居てあげたい…。
 ですが治療費の払えない
 現状では私は寝る間も
 惜しんで働く必要が
 あります。
 私のせいでそらは入院
 しているのにも関わらず
 ちゃんとした治療を受け
 られていないのです
 からね。
 今の私はそらの母親で
 ある資格はありません…。
 ただ、何と言われようと
 あの子だけは守りたいんです。
 絶対に失いたくない。
 以前ような何不自由ない
 生活をさせてあげたい…。
 でも今のままではいつ、
 また危険な状態になるか
 分かりません。』



折り入ってご相談っていう切り出し方、大人社会ではやっぱり「お金」の事なんですよね


借金を申し込んで来る時はこんな風に腰が低い、そしていざ返して欲しいと請求した際には偉そうに「返す金なんて無いんですよ」と言う


なーんてな事はよくございますよ、ええ


だからよい子の皆さん、この言葉をよぉーく覚えておいて下さい


『例え兄弟でも金は貸すな! 貸すなら与える積もりで渡せ』
『連帯保証人にはなるな! 己の金を奪われる』
『契約書はよく読め! 未来の自分の為だ』

っていう言葉です


誰の言葉かというと先年他界したハイパー商人である祖母の言葉


騙され易いとみせかけて騙し上手な早智子さん、よく覚えておいた方がいいですよ