gangな恋 2nd



口を尖らせて黙りこんだ私を見て、夏帆は優しく微笑んだ。




「ね?凛は、自分の気持ちに従ってればいいの。先輩のこと、大好きなんでしょ?」


「………うん」


「………」




…んん?


なんか今、めっちゃくちゃ恥ずかしいことを言ったような―――。




そろ~っと夏帆の方を見ると、明らかにニヤニヤと笑っていて。


穴があったら、入りたい気分になった。




「~~っ!てか、夏帆!何か話あるんだろ!?屋上がいいって、夏帆が言ったんだからな!」




そうだ。なんだかんだで菫さんの話題になって、危うく本来の目的を忘れるとこだった。


夏帆は右頬をポリポリと掻きながら、はぁ…と大きなため息をおとした。




「…うーん……や、実はさぁ―――」




夏帆が話そうとした時だった。




バタンっ!


屋上の入口の方から大きな音がして、私も夏帆もそちらを振り返った。