gangな恋 2nd



深く頭を下げた菫さん。


なんか、なんでか分かんないけど泣きそうになった。




「あの、菫さん…頭、上げてください」


「………」




菫さんが頭を上げたのは、数十秒経ってからだった。


それからも沈黙は続いた。


何を話していいのか、何を話せばいいのか、分からなかった。


別に菫さんを責めるつもりもないし、かといって何も感じないわけでもない。


菫さんの存在によって、私の心がどれだけ揺れ動いたか。


『許さない』――とかじゃなくて、菫さんと真正面から向き合うことが、今の私には出来ないんだ。




「じゃあ、私はこれで…」