「なら、いいけど」 肩を下ろす和弥を見て、心配して駆けつけてくれたんだと実感した。 「あいつ…まだ中?」 「…あ、うん。…おいて来た」 「クス、おいて来たって…。ま、いいや。凛…一人で帰れるか?」 「……当たり前だっつーの」 私が笑うと、いつものように頭を撫でて、和弥も笑った。 本当は一緒に帰ることを期待してしまったけど、これは言わないでおこう。 カラオケの中へ入ってく背中を見送って、私も家に向かって歩き出した。