ダンっ! 「…ぁんの女ったらし!」 「………」 「あんな男っ…こっちから願い下げっつーの!」 放課後、探りを入れるために、夏帆の家にお邪魔したんだけど。 聖剛さんの名前を口に出した途端、夏帆の目付きが変わったかと思うと、いきなりテーブルを叩きながらキレ始めた。 うん、怖いっす。 「気のあるふりだけしといてさっ!…なんなの、あの女ったらし!!」