gangな恋 2nd



「行く予定だけど、なんで?」


『なんでって……。…あんま目立つやつは辞めろよ?』


「……じゃあ、黒、とか?」


『色の問題じゃなくてさ…。とりあえず、目立つやつは禁止』




言いたいことだけ言って、和弥からの電話は切れた。


禁止って言われても……ねぇ。


水着で目立たないって、どんなんだよ?






そして翌日。


夏帆とやって来たショッピングモール。


私は昨日の電話でのやり取りを、夏帆に話した。




「ははっ、先輩も心配性だなー」


「…んー、良く分かんないんだけど」


「まぁまぁ。よっし!じゃあ、うんと可愛いやつ選ぶか!」