gangな恋 2nd



和弥の笑顔に、またドキドキが止まらない。


いつの間にか私の頬に添えられていた和弥の手。


和弥はまた優しく笑うと、今度は唇にキスをした。




それは触れるだけキスで、私は閉じていた目をゆっくりと開いた。




「クス…何?足りない?」


「な!っ足りっ、……ん」




反論する時間すらなくて、私はまた唇を塞がれる。




「…ん……かずっ…」




触れるだけのキスとは違って、なかなか解放されない長いキス。


息が苦しくなって和弥のシャツを掴むと、それに気付いたのか、私はようやく解放された。