gangな恋 2nd



突然引き寄せられた私の体は、和弥の腕の中だった。




「あ、あああ、あのっ」




それと同時に顔は真っ赤になって、一気に心臓が加速する。


私が一人慌てていると、和弥の腕はさらに力を強めた。




「か、和弥……ここ、外っ!」


「………」


「ちょ…和弥ってば」


「暗いし、誰も見てねーよ」


「………」




いや、違うって!


ここが外ってこととか、暗いとか、見られてるかどうかじゃなくって!


じゃなくって、私の……




私の心臓が持たないっつーの!!