gangな恋 2nd



その日の帰り道。


和弥と二人、私の家に向かって歩いていた。




「なんかさ、夜龍とREDQUEEN、合同で集まってばっかだね」


「…しかも決まって俺ん家でな」


「いいじゃん、和弥ん家、広いし」




私が笑ってそう言うと、和弥は小さくため息をついて、突然立ち止まった。


自然と私も立ち止まり、和弥の方を振り返った。




「和弥?」




私が声かけても和弥は何も言わずに、ポケットから左手を出すと、私を手招きした。


和弥、意味不明だぞ。




「招き猫か?」




とりあえず招かれるまま、和弥に近づく。


すると―――




「わっ!!」