gangな恋 2nd



ポっ…と効果音が聞こえるかのように、私の顔がほんのり赤くなった。


私の反応に、聖剛さんは大喜び。




「聖剛…」


「んな怒んなって。仕方ないじゃん、可愛いんだから」


「ゎっ、か!可愛くないです!」


「ははっ、和弥も大変だなーこりゃ」


「るせー。黙れこの女たらし」




聖剛さんは、和弥の低い声に「怖い怖ーい」とおどけて見せたけど、やっぱり聖剛さんの“怖い”は怖そうに聞こえない。




「って、違うよ。俺はちゃんと用事があって、凛ちゃんとこ来たんだよ」


「…?何ですか?」



私が尋ねると、聖剛さんはニッコリと笑った。