gangな恋 2nd



「なぁっ…!!」




また顔が赤くなるのが分かった。




な、なんなんだよこの自信は!


私の目の前には、以前のように余裕たっぷりに笑ってる和弥。


相変わらず本当にムカつく。


そして好きってことも本当のことだから、それもまたムカつく。




「俺のこと、好き?」




こんなことをニコやかに聞くところも、本当に腹立たしい。


いつの間にか涙も引っ込んで、私は真っ赤な顔のままで和弥を睨んだ。


ああ、またこの顔。


まだ笑ってるし。