「なぁっ…!!」 また顔が赤くなるのが分かった。 な、なんなんだよこの自信は! 私の目の前には、以前のように余裕たっぷりに笑ってる和弥。 相変わらず本当にムカつく。 そして好きってことも本当のことだから、それもまたムカつく。 「俺のこと、好き?」 こんなことをニコやかに聞くところも、本当に腹立たしい。 いつの間にか涙も引っ込んで、私は真っ赤な顔のままで和弥を睨んだ。 ああ、またこの顔。 まだ笑ってるし。