ついに耐えられなくなって、視界がボヤけてきた。 ああ、最悪。 終わったな、私の初恋。 でも、ちゃんと気持ち言えたんだ。 私はまた顔を俯かせて、静かに目を閉じた。 すると、 「はぁ…っ、そういう意味かよ」 聞こえてきたのは、少し呆れたような和弥の声だった。