gangな恋 2nd



頭が真っ白になった。




ゆっくりと和弥の腕から解放されて、私は半ば放心状態で顔を上げた。


多分、真っ赤であろう私の顔。


その私の顔を見つめる和弥の顔も、赤くなっていた。




お互いに赤くなった顔は、少しずつ近づいて―――




「……ん…」




ゆっくりと、それは触れるだけのキスだった。









「…………嘘、だ」