gangな恋 2nd



好きになるって、不思議だ。


あんなことされたけど、不思議と和弥に怒りはなくて、ただただ悲しかった。


これが、亜由美が言っていた“惚れた弱味”なのかもしれない。


私は和弥を見て、少しだけ微笑んだ。







「………好き」






「え……」


「私…和弥が好き…」


「っ!」




和弥は目を見開いて、驚きを隠せないといった様子だった。


やたらとうるさい心音に、周りの音がかき消されて、私は和弥を黙って見つめた。




「…ごめん……私が言いたいのは、それだけ」




何も言わない和弥に、涙が出そうになって、私は目を反らした。




言った。


言ってしまった―――。




これ以上は耐えられないと、私は和弥の横を通り抜けようとした―――その時、




「ちょっ…和弥?」




気付くと私は、和弥の腕の中にいた。