『あ、村上?』 「うん…」 『…村上、先輩に聞きたいことあんじゃねーの?』 「え?」 『それに言いたいことも』 ドクンと、心臓が脈を打った。 和弥に言いたいこと――― そうだ。私、決めたんだ。 「………」 確かな鼓動を感じながら、私はゆっくりと和弥を見た。 その視線に気付いたのか、和弥も私を見つめ返す。 「うん、あるよ」 私がそう答えると、顔は見えないけど、電話の向こうで生嶋が笑った気がした。